都立工芸高校 校長 鳥屋尾 史郎 都立工芸高校 校長
鳥屋尾 史郎

100年の歴史を誇る専門高校の教育

 東京都立工芸高等学校は、工芸・デザインの専門高校です。定時制課程は明治43(1910)年に創設され100年以上の長い歴史のなかで、工芸家、芸術家、技術者として社会で活躍できる技能を身につけた人材を育成してきました。

4年間の定時制課程には、「アートクラフト科」「マシンクラフト科」「インテリア科」「グラフィックアーツ科」という4つの専門学科があります。それぞれの学科では、国語、社会、数学、理科、外国語などの普通科目に加え、学科ごとにものづくりやデザインなど創作に関する知識や技術を身につける専門科目を学びます。

校長メッセージ

【校風・環境】 仲間と切磋琢磨できる自由な校風
都立工芸高校の特徴は、作品制作を通して自分の考えを友達に伝えたり、互いの作品を評価し合ったりする自由闊達さにあります。

入学当初、自分の作品を批評されたり、仲間の作品について述べることを遠慮しがちな生徒も、先生の指導や先輩のアドバイスを受けるうちに、人の意見に耳を傾け、考えをはっきりと述べられるようになります。そうした校風のなかで、生徒は友達の大切さを知り、思いをかたちにする力を身につけ、作品を完成させる達成感を経験し、社会で自立するための知識や技術を習得します。また本校、定時制課程の特徴のひとつは、学校行事や部活動が非常に活発であるということです。

本校はそうした教育により、個性と創造力を高めていく工芸・デザイン系の専門高校です。

【教育】 社会で活躍できる力を養う教育
4つの専門学科では少人数による体験的な授業により、それぞれの学科ならではの作品制作に取り組みます。そこで大切にしていることは、制作の技術を身につけるとともに、作品のコンセプトを他者に説明する力を養うこと。さらに他者の評価を自らのものづくりに活かす大切さを学ぶことです。そうした授業を受けることで、独りよがりに陥らない完成度の高い作品を創作できるようになります。

本校の定時制に赴任して来られる先生が口を揃えるのは、「生徒たちの熱心さに驚いた」ということ。全日制課程と同様、「工芸高校に行きたい」という思いを実現させた生徒たちですから、自然と授業も充実したものになるのでしょう。

【進路】 高い進路志望実現率
本校は、生徒が自分の個性を育て、社会で自立するために学ぶ専門高校です。目的をもって4年間の高校生活を過ごすため、卒業時の進路未定者は10%未満にとどまっています(普通高校の進路未定者は15~40%)。

進路別では、就職志望者の就職内定率は100%を達成。また、大学進学者率は20%、専門学校進学者率は40%です。

【メッセージ】 目的をもった有意義な高校生活を
絵を描くことが好き、ものづくりに興味があるという中学生の皆さん、ぜひ一度本校にご来校ください。いつでも、生徒の作品や授業を見学できます。作品はどれも、本校の生徒によるオンリーワンの工芸・デザイン作品であり、完成度の高い個性豊かな表現に驚かれることでしょう。また授業からは、生徒が放つ「表現したい」「作り出したい」という意欲的なエネルギーを感じ取ってもらえるはずです。
 本校には思う存分絵を描き、ものづくりに取り組める環境が整っています。自分の個性や創造力を活かし社会で活躍したいという思いをもって本校で学ぶことで、作品制作を通してものづくりの知識・技術を身につけ、仲間との絆をつなぎながら自分の夢を実現しできることを、教員一同が願っています。

教育目標


・教養と人格の向上
・自治の精神に基づく、誠実、元気、信愛、規律の実践
・豊かな情操と円満な常識の涵養
・健全で活動的な身体の育成
・専門的知識の理解と実技の習得
・勤勉で着実な技術者としての態度の涵養
・創意工夫の能力と美的感覚の涵養
・社会に貢献する精神の涵養

歴史・沿革
1907年(明治40年)
東京府立工芸学校として、京橋区築地に開校
1923年(大正12年)
関東大震災のため、校舎全焼
1927年(昭和2年)
本郷区元町の現在地に新校舎落成
1950年(昭和25年)
東京都立工芸高等学校と校名変更
2006年(平成18年)
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