2017
01.25

表彰していただくことのありがたさ

1月24日、グラフィックアーツ科生徒の作成したポスターに対して、主催団体の代表の方が御来校いただき、校長室で表彰式を行いました。2月1日にはアートクラフト科生徒のデザインしたメダルの表彰のため、やはり主催団体の方が御来校くださり、視聴覚室で表彰式を行います。
今年度もこれまでずいぶんと多くの生徒たちが、様々なコンクール、コンペで賞をいただき、表彰されました。本校のものづくり教育、デザイン教育のレベルの高さを広く全国に示すとともに、都立工芸生のがんばりを多くの方に知っていただくことができました。全日制、定時制ともに生徒の皆さんが専科の先生方からの御指導をきちんと受け止め、地道な努力を継続していることが、技術、技能の力を向上させ、同時に発想力や想像力の源となり、受賞へとつながっていると思います。
全日制であれば3年間、定時制であれば4年間、作品を制作し続けるには、自分の中に創作エネルギーをいっぱいもっていることが必要であろうと思います。皆さんの中には、入学段階からすでに、こうした創作エネルギーがこんこんと尽きることなく湧き出てくる人もいるかもしれませんが、多くの人はそうではなく、新しいものを生み出すことの苦しみ、自分の中に表現するものを探す難しさを感じている人も多いのではないかと思います。課題によっては、一つの完成作品を提出するだけではなく、完成作品とするアイディアに至るまでの多数の「発想段階のスケッチ」の提出を求められていることもあります。プロフェッショナルなクリエーターであれば、発想段階のスケッチの枚数を重ねれば重ねるほど、どんどんアイディアが湧いてくるものなのかもしれません。しかし、皆さんがそうしたエネルギーの不足を感じる場合は、外部からいろんな刺激、知識、教養、インスパイアするものを自分の中に取り込んでいかなければなりません。
工芸高校では各科で見学会などにより、本物を見に行く機会を数多くとっています。見学会の前には専科の先生から観察のポイントなどの御指導があると思います。こうした本物を見ることにより、とても大きな創作エネルギーをもらうことができるだろうと思います。そして外部の方から表彰してもらうことも、大きな創作エネルギーをもらうことになるのではないか、と思っています。コンクールやコンペにはそれぞれ主催団体の目的があり、協賛している会社や公共団体、大学や学校によって支えられています。賞をいただくということは、こうした主催団体や協賛している人たちの求めていることに、クリエーターとしてしっかりと応えたということでもあります。そして、こうしたコンクールやコンペを支えている人たちには、若者の創造性を伸ばしていきたいという使命感をもって、表彰作品を決定していこうとしていることから、いただいた賞状や賞品(トロフィーなども含め)には、若者を応援する思いがとてもたくさん含まれていると考えられます。したがって、わざわざ工芸高校に御来校いただき、表彰してくださるということは、受賞した生徒にエネルギーをくれることであり、また、都立工芸にもエネルギーをくれることではないか、と思います。
今年度、表彰された皆さんおめでとう。そしてこれからの皆さんの制作に向けたがんばりを期待しています。

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