2017
02.15

東京都美術館に行きました

東京都公立学校美術展覧会を見るために、東京都美術館に行ってきました。都立工芸の全日制から何点か出品していると聞いていたので、どんなふうに展示されているか、また他の展示がどのように行われているか見たいと思ったからです。この東京都公立学校美術展覧会には、私の子供も小学生のときに、何回か出展作品として選ばれたことがあったので、親としてそのたびに見に来ていました。そのころの会場は、東京都美術館ではなく、学校を会場にして実施していたときもあったように記憶しています。親として会場に来ると、自分と同じような大勢の保護者や、子供たちが展覧会を見に来ていて、会場はとても混雑していたという記憶が強いです。
今年も大勢の人が見に来ていて、やはりとても混雑していました。小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の児童・生徒の作品が3つの会場にびっちりと展示されていました。おそらく展示を担当された各校の先生方は、とても苦労して限られたスペースに出展作品すべてをどうにか工夫して展示したのだろうと想像しました。これだけびっちりと展示されていると、目当ての作品を探し出すのも大変です。私も自分の子供の作品の展示場所を見つけ出すのに苦労したことを思い出しました。
そうした作品を順に見ていくと、都立工芸生の作品が展示している場所にようやくたどり着きました。他の高校も何校か出品していました。工業高校では北豊島工業高校の生徒の作品が多く展示されていました。高校生の作品も小学生や中学生の作品と同様にびっちりと展示されていたので、もう少し広いスペースがあったら、見る人にもっと好い印象を伝えることができるにと少し残念に感じました。しかし、展示スペースに限りがあるのは仕方がありませんし、そんなことを言うのは実際に展示を担当された先生方に申し訳ないことと自分を戒めました。ただ、びっちりと展示されていましたが、都立工芸生の作品はとても際立っていたように思いました。
さて、東京都公立学校美術展覧会の第三会場を出ると、その目の前では東京都立総合芸術高等学校美術科の卒業制作展を開催していました。せっかくですので拝見させていただきましたが、将来画家やデザイナーとして活躍するかもしれない若者の可能性を感じる作品展示となっていました。大きな作品(例えば油絵など)のすぐ脇には、大きな作品と同じ作風の小さな自画像を並べて展示するところに特徴がありました。展示されている作品の中には、都立工芸で取り組んでいる実習と重なるところが多々あると思いましたが、都立工芸の生徒たちが取り組んでいる「ものづくり」と「デザイン」と全く異なる方向性があるように感じられました。これは、総合芸術の生徒たちの作品は、アートとしての自己表現であるからだろうと思いました。 
まもなく全日制の卒展ですので、全日制卒業生のみなさんには3年間の成果を東京都美術館にいらっしゃった方にお見せできるよう、最後のがんばりを期待しています。

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